司書1年生のための図書館を概観する本
図書館に関する専門図書は多数あれど、とりあえず1冊でざっくり理解するのに、おすすめの本。
図書館がどのような役目を持って組織されており、また、それらはどのような歴史的経緯、専門的技術によって成り立っているかを、一通り説明している。
本来であれば、それらは各項目で1冊の本となっている(しかも、類書が何冊もある)。したがって、深く知ろうとすれば物足りないかもしれない。そんなときのために、それぞれの項目に、参考文献が示されており、それをしるべに読み進めていけば、さらに理解が深まる。
掲載されているのは、
第1章 図書館の意義と役割
第2章 図書館の歴史
第3章 図書館の機能と種類
第4章 図書館のサービス
第5章 図書館のコレクション
第6章 図書館の情報組織化
第7章 図書館のネットワーク
第8章 電子書籍時代の図書館
第9章 図書館利用教育と情報リテラシー
第10章 図書館経営
第11章 図書館員になるということ
第12章 知的自由と図書館の自由
となっている。
図書館司書を目指す人や、図書館員だけどもう1度知識を見直したい人、また、利用者でも図書館を理解したい人におすすめしたい。
理論面はこれ1冊で概観できるが、実践を知りたいという人におすすめを挙げておく。
つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)
- 作者: 猪谷千香
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/01/07
- メディア: 新書
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