あとちのようなもの

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【読書メモ】科学の本の読み聞かせの会「ほんとほんと」著『かがくが好きになる絵本100』(幻冬舎)

 

かがくが好きになる絵本100

かがくが好きになる絵本100

 

 

読み聞かせというと物語の絵本が中心になりがちで、

いわゆる「科学絵本」はなかなか読みづらい。

 

それには、科学絵本がストーリー建てでなかったり、写真が中心だったりする、というのもあるかもしれないし、読み手のほうに、物語でない絵本をどう扱っていいかわからないという戸惑いもあるかもしれない。

 

そこで、この本では、科学絵本を1冊ずつその活用も含めて紹介している。

絵本をどう読むかというよりは、どう使って発展させるか、というところに重点が置かれているのではないだろうか。

 

この本で紹介されている科学絵本を使った科学遊びを行うと、「絵本を読むだけ」「どちらかというと文系中心のイベント」が、実験を含めた実践的なイベントとなる。

 

この団体ではそうした取り組みを長年にわたって続けており、そのノウハウの紹介にもなっている。この本には、科学遊びイベントの参考となるネタが満載。たとえば、夏休み直前、自由研究のネタに、科学絵本の読み聞かせで身近な科学に目を向けてもらうとか、そんな活用ができるだろう。

 

知識を伝える図書館。読書の楽しさを伝えるだけではなく、理系の楽しみも伝えられたらいいのではないだろうか。

 

<関連情報>

・ほんとほんと http://honto-honto.blogspot.jp/

東久留米市立図書館 よもう!あそぼう!かがくの本 

https://www.lib.city.higashikurume.lg.jp/clib/kids/kids_yomoaso.html

 

かがくが好きになる絵本100

かがくが好きになる絵本100